皇居一般参観は江戸の歴史や皇居の建物を楽しめるおすすめツアー!

富士見櫓

こんにちは、なでしこです。

皇居一般参観に参加してきました。

普段は見られない皇居の中の建物を見ることができ、宮内庁の方のガイドも楽しいのでご紹介しますね!

皇居一般参観は江戸の歴史や皇居の建物を楽しめるおすすめツアー!

皇居一般参観

皇居一般参観は宮内庁が主催している一般の方が皇居の一部をガイド付きで見学できるツアーです。

参加費は無料です。

見学するコースは下のとおりで、全部で1時間20分ぐらいで巡ります。

窓明館 ⇒ 富士見櫓 ⇒ 宮内庁庁舎 ⇒ 宮殿 ⇒ 正門鉄橋 ⇒ 桔梗門

休止日等を除く、毎日午前1回・午後1回、合計2回実施しています。

2023年7月時点の各回の定員は通常よりも少なくなっています。

事前申請:各回100人

当日受付:各回140人(先着順。整理券を配布)

当日受付のスケジュールは以下のようになっています。

午前の回午後の回
整理券配布午前9時~整理券配布午後0時30分~
受付開始午前9時30分~受付開始午後1時~
参観開始午前10時頃参観開始午後1時30分頃
参観終了午前11時15分頃参観終了午後2時45分頃

申し込みや休日の詳細についてはこちらを参照してください。

参観の受付

参観は事前申請をした方が確実に参加できるのですが、すぐにいっぱいになってしまうので今回は当日受付にチャレンジしてみました。

皇居一般参観の入り口は桔梗門になるのですが、当日受付で並ぶところは道路の反対側になります。

桔梗門前広場

桔梗門前広場

午前の回の整理券配布は9:00からですが、私は8:00過ぎに行って並びました。

8:30にはもう50人ぐらい並んでいたので早めに行った方がいいですね。

当日受付の並ぶ場所

当日受付の並ぶ場所

9時頃になると身分証明書を見せて整理券をもらい、一度解散になります。

9時半に再集合し整理券を見せると参観証が配布され、桔梗門から中に入ります。

事前申請した方は9時半に集合すれば大丈夫です。

当日受付は赤いストラップ、事前申し込みの方は黄色いストラップのようです。

当日受付用の参観証

当日受付用の参観証

桔梗門の正式名称は内桜田門で、外側門は内桜田高麗門(こうらいもん)という名前です。

桔梗門高麗門

桔梗門高麗門

この碑はいつぐらいのものでしょうか。

内桜田高麗門の碑

内桜田高麗門の碑

中はL字型になっており、内側には防御に役立つ渡櫓門(わたりやぐらもん)があります。

こちらは内側から見たところですが、上から敵を狙える構造でがっちりした門ですね。

内桜田渡櫓門

内桜田渡櫓門

中に入るとまずはこちらの窓明館の入り口で荷物検査、館内で受付をします。

窓明館

窓明館

中が待機場所になっていて、日本語、英語、フランス語、中国語でそれぞれ説明があります。

窓明館の一番奥にはお土産屋さんもあり、ここでしか購入できないものも多いので要チェックです。

窓明館の中の様子

窓明館の中の様子

10時ぐらいになると日本語、英語、フランス語、中国語のそれぞれの案内の方に分かれてツアースタートです。

日本語ガイドの方は宮内庁の職員の方で楽しいお話しを聞きながら歩いていきます。

5分ぐらい歩くと富士見櫓が見えます。

富士見櫓

富士見櫓

富士見櫓は江戸城の遺構として残る唯一の三重櫓です。

現存する三重櫓は1657(明暦3)年の明暦の大火での焼失後、1659(万治2)年の再建されたものです。

石垣の高さが約15m、櫓の高さは約16mです。

石垣は野面積みですが、関東大震災でも崩れなかった堅牢なものです。

櫓全体を石垣ごと眺めることができるのはツアーならでは醍醐味ですね。

自由に見学できる東御苑側からは富士見櫓の反対側を見ることができます。

宮内庁

宮内庁

2,3分歩くと宮内庁庁舎が見えてきます。

この庁舎は1935(昭和10)年に建築された建物で、戦後1952(昭和27)年から1969(昭和44)年の間は三階を仮宮殿として使用していたそうです。

乾通り

乾通り

春の桜の時期と秋の紅葉の時期に乾通りが公開されるときには、この宮内庁庁舎の横を通ります。

内側から見た坂下門

内側から見た坂下門

一般参賀や乾通り公開のときはこちらの坂下門から入ってきます。

外側から見た坂下門

外側から見た坂下門

坂下門を外から見ると厳重な警備なので、坂下門の内側を近くから見られるのもツアーならではですね。

宮殿へ

坂下門を左手に見て坂を上がると、一般参賀が行われる宮殿の長和殿と松の塔が見えてきます。

松の塔は宮殿造営に際して国民からの寄付金で造られた若松の葉をかたどった照明灯です。

宮殿の長和殿と松の塔

宮殿の長和殿と松の塔

長和殿の南車寄せは国賓をお迎えする玄関です。

長和殿の南車寄

長和殿の南車寄

こちらは長和殿を横から見たところです。

軒下の灯籠も国民の寄付によって造られたものです。

横から見た長和殿

横から見た長和殿

そしてこちらが北車寄せで、国内の賓客が宮殿に参入される際の玄関です。

新しい総理大臣を任命する親任式と新しい内閣の閣僚らの認証式が行われた後、こちらの階段で写真撮影するそうです。

長和殿の北車寄せ

長和殿の北車寄せ

こちらの写真は英語のガイドツアーです。

英語のガイドツアーは、いつも日本語ツアーより大盛況だそうです。

東庭を歩く英語ツアーの方々

東庭を歩く英語ツアーの方々

二重橋へ

宮殿の先には正門鉄橋(通称:二重橋)があります。

以前は上下二段の二重の橋だったので、今でも二重橋とよばれているそうです。

二重橋

二重橋

二重橋からは伏見櫓を見ることができます。

伏見櫓は江戸城西の丸の西南隅に建てられた二重櫓で、三代将軍家光の頃、京・伏見城から移築したものと伝えられています。

二重橋から見た伏見櫓

二重橋から見た伏見櫓

こちらは外側から見た二重橋です。

とても美しい橋ですね。

外から見た正門鉄橋(二重橋)

外から見た正門鉄橋(二重橋)

二重橋からは丸ノ内方向に(通称:めがね橋)を見ることができます。

写真の右側が正門になります。

内から見た正門石橋(眼鏡橋)

内から見た正門石橋(眼鏡橋)

天皇陛下のご即位を祝う国民の祭典のときは、このめがね橋まで天皇皇后両陛下がお出ましになっていましたね。

めがね橋を外側から見ると後ろに伏見櫓も見えてとても素敵ですね。

外から見た正門石橋

外から見た正門石橋

こちらは外側から見た正門です。

二重橋と同じ照明があるので、外からでも夜はめがね橋と二重橋がとてもきれいにみえますよ。

外から見た正門

外から見た正門

二重橋を渡ったところで折り返し、再度長和殿の前を通り宮殿の後ろ側を回って桔梗門まで戻り解散です。

宮殿の裏側

宮殿の裏側

まとめ

いかがでしたか?

宮内庁が開催している皇居一般参観についてご紹介しました。

富士見櫓や宮殿、伏見櫓など普段見ることができない皇居の一部の建物を見ることができるので、是非行ってみてください。