「50代からの稼ぐ力 会社にも年金にも頼らず生きる方法」から学ぶ

大前研一さんの著書、「50代からの稼ぐ力 会社にも年金にも頼らず生きる方法」を読みました。

私は人生100年時代を豊かに生きるためには「50代からの稼ぐ力」が本当に必要だと思っているので、まさにドンピシャの本だったのでご紹介します。

私のモットーは「生涯現役」なのですが、それは「稼ぐ力」をもつことだと思っています。

「稼ぐ力」と聞くと大金持ちになることかと思う方もいるかもしれませんが、老後はそれほど稼がなくても良いのです。

年金以外に月に10万円、20万円の収入があればずいぶん豊かな暮らしができると思います。

この記事を読めば、なぜ50代から稼ぐ力が必要なのかに気づくことができます。

そして、「50代からの稼ぐ力 会社にも年金にも頼らず生きる方法」を読んで是非何かを始めてみてください。

50代からの稼ぐ力

本書の構成は以下の通りです。

  • はじめに
  • 近未来  2040年に「老後」は存在しない
  • 思考改革 人生を「国任せ」にするな
  • 実践編1 会社を実験台にして「稼ぐ力」を身につける
  • 実践編2 お金を生む発送力を磨く
  • 実践編3 稼げるビジネスはこれだ
  • 終活編  稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう
  • おわりに

はじめに

本書の「はじめに」の中に私がいつも訴えていることが全て書かれていました。

だが、騙されてはいけない。これは「65歳以上になっても働き続けて社会保障費の抑制に協力しろ」「年金はあてにするな」というメッセージえあり、言い換えればもう定年退職後は年金だけに頼っていたら生活していけない時代になる、ということである。

いま50代以下の人たちの大半は、この先、生涯現役時代や雇用改革を名目に年金の支給額が減額されたり受給開始年齢が引き上げられたりしたら、いわゆる「下流老人」になってしまい、場合によっては「老後破産」に追い込まれかねないのだ。

 そうなることなく、定年退職後の人生をゆたかで充実したものにするためには、死ぬまで「稼ぐ力」が必要となる。

私の周りのほとんどの人たちは、退職金と年金があるから大丈夫だと思っています。

昔の老人に比べて今の50代前後の人たちはお金のかかる生活を知ってしまっています。

年金でも贅沢をしなければ十分暮らせるかもしれませんが、時々美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、ゴルフをしたりするためにはお金が必要です。

時間は無限にあるのにお金はないという生活は空しいものです。

また、「稼ぐ力」の中にはお金だけではなく「居場所」も含まれていると思います。

社会から必要とされる人でいるためにも「稼ぐ力」は大切ですよね。

近未来 2040年に「老後」は存在しない

サラリーマンは45歳までに出世していなかったら、もうその会社で出世する見込みはほとんどない。出世していたとしても、それはたまたま運の良い部門の仕事を担当したり、上司に目をかけられたりしたことによる「他人任せ」の人生だ

自分の人生は自分自身で操縦桿を握ってコントロールすべきであり、そのためには40代・50代で定年退職後に手がける仕事や起業の予行練習を重ねておかなければならない。その結果、60代・70代になって自力でキャッシュを稼ぐことができるようになれば、会社の出世競争に負けたとしても、人生の競争には勝てるのだ。

私もサラリーマン(ウーマン?)として長年働いてきたので、会社での出世がどれほど運任せで理不尽なものか身に染みています。

ですから、今こうして自分の人生は自分でコントロールできるように毎日試行錯誤を繰り返しています。

思考改革 人生を「国任せ」にするな

国の政策に振り回されるのではなく、定年までにしっかりとしたファイナンシャルプランを立てておくことは重要です。

それとおなじぐらい大事だと思うのが、ライフプランをたてておくことです。

会社にしがみついていて、定年後何もすることがない人をたくさん見てきました。

スポーツ系でも芸術系で60歳から始めるのでは遅すぎます。

実践編1~3

実践編では様々な例が紹介されているので、その中で少しでも引っかかるものがあれば自分で深堀りしてみてください。

人それぞれ置かれた状況が違うと思うので、自分に合うスタイルを見つけることが大切です。

「今の会社は副業は禁止だから」なんて思う方もいるかもしれません。

でも、不動産収入や株の利益などは禁止されていないですよね。

例えば副業を始めたとしても、すぐに収入が増えるわけではないので安心してください。

私もいろいろ始めていますが、残念ながら会社の給料を超えるほど稼げていません。

でも、すでにいろいろな種を撒いているので育てていけば何か一つは実のなる木になるかもしれないと頑張っています。

実のなる木まで育てるには時間がかかるので、早くから始めることをおススメします。

終活編 稼いだお金は死ぬまでに使い果たそう

この章では、手を出してはいけないもの、投資すべきものが書かれています。

CMでも多数流れていますが、借金をして大家さんになるなんて絶対やめた方がいいと思います。

50代からはできるだけ身軽に稼いでいけるのが理想だと思います。

まとめ

いかがでしたか。

「50代からの稼ぐ力」が必要なことに気づくことはできたでしょうか。

人生100年時代を豊かに生きるために、是非「稼ぐ力」をつけてみてください。

少しでも参考になれば幸いです。

それでは今日はこのへんで。