石切り場跡が残っているネイチャーミュージアム鋸山の楽しみ方

こんにちは、なでしこです。

千葉県の房総半島にある鋸山に登ってきたのでご紹介しますね!

石切り場跡が残っているネイチャーミュージアム鋸山の楽しみ方

山は千葉県の先端に近い富津市と鋸南町にまたがる山です。

千葉県には高い山はなく、鋸山も329mの高さですが、途中で石切り場を見ることができるので他とは違った魅力があります。

鋸山は房州石の産地として1960年ごろまで切り出しが行われていたそうです。

その切り出した跡がそのまま残っているので、ネイチャーミュージアムになっているところが魅力です。

また鋸山には日本一大きい大仏がある日本寺もあり、今回はそちらも回ってきたのでご紹介します。

鋸山は房総半島の先の方にあります。

鋸山に登るには

鋸山に登るにはJR内房線の浜金谷駅から行くか、車で登山口の近くまで行きます。

駅から登山口までは歩いてすぐなので電車も便利ですが、アクアラインを通れば東京や神奈川からも近いので車でも便利です。

駐車場は登山口近くに何か所かありますが、今回は下山後に温泉に入れる「かぢや旅館」さんの駐車場に停めさせていただきました。

日帰り温泉の入浴料700円を支払えば駐車場代は無料になります。

trip-nokogiriyama_かぢや旅館の外観写真

「かぢや旅館」は昭和レトロな雰囲気の旅館ですが、安政元年創業のとても歴史のある旅館なのです。

「鉄腕ダッシュ」にも出たことがあるそうです。

登山口から近く、温泉も入れて食事もできるのでおススメです。

今回私は食事はできませんでしたが、事前に電話で確認してみると良いですね。

車を停めて受付をしてトイレを済ませて出発です。

>>>かぢや旅館はこちらから

鋸山の登山ルート

鋸山登山のおすすめルートはこちらです。

登山口 ⇒ 車力道コース ⇒ 地球が丸く見える展望台 ⇒ 鋸山山頂 ⇒ 関東ふれあいの道コース ⇒ 登山口

このコースだと3時間ぐらいで行ってくることができます。

今回は欲張って途中から日本寺に入って大仏まで見てきて大変だったのであまりおすすめしません。

trip-nokogiriyama_関東ふれいあいの道の看板の写真

※関東ふれあいの道は鋸山山頂から林道口を通って保田駅にぬけることができるのですが、令和元年の台風15号の影響で林道口は封鎖されているということです。

 

では、順番に紹介しますね。

東京湾を望む展望台を目指して

登山口から少し歩くと分かれ道が見えてきます。

trip-nokogiriyama_登山口から進んだところの写真

今回は車力道から登るので右側に進みます。

trip-nokogiriyama_最初の分岐点の写真

関東ふれあいの道から下山するときは右側の道から下りてくることになります。

trip-nokogiriyama_次の分岐点の写真

こちらの分岐も左側の車力道方面へ進みます。

車力道はこんな感じです。

trip-nokogiriyama_車力道の様子の写真

車力道は房州石を切り出して運んでいた道なんですね。

ところどころにこのような説明の看板があります。

trip-nokogiriyama_車力道を説明したパネルの写真

途中の分岐で東京湾を望む展望台の方に進みます。

ここにも林道口が通れないことが書いてあります。

trip-nokogiriyama_林道口が閉鎖されているお知らせの写真

途中に石切り場跡が見られます。

trip-nokogiriyama_石切り場の名残りの写真1

こんな感じの階段が続きます。(これは上から見たところ)

trip-nokogiriyama_展望台に上るまでの階段の写真

やっと階段を登ると展望台に着きます。

trip-nokogiriyama_東京湾を望む展望台の写真

展望台からは東京湾が一望できます。

trip-nokogiriyama_東京湾を望む展望台からの景色

 

鋸山山頂を目指して

地図では鋸山の山頂はすぐ近くだと思ったのですが、登ったり下りたりが多くてけっこうきついです。

道もそれほど整備されていないので、登山靴の方が良いでしょう。

trip-nokogiriyama_鋸山山頂への階段の写真

こんな階段を登ったり下りたりします。

trip-nokogiriyama_鋸山山頂の写真

山頂はあまり開けていません。

trip-nokogiriyama_鋸山山頂の看板の写真

鋸山の高さは329.5mです。

あまり開けていないので、遠くに東京湾が少し見える程度です。

trip-nokogiriyama_鋸山山頂からの景色の写真

石切り場跡方面へ

展望台の前を通って、今度は石切り場跡を目指します。

trip-nokogiriyama_石切り場方面への分岐点の写真

切り出していた様子がそのまま残っているので圧巻です。

「安全第一」という文字も残っています。

trip-nokogiriyama_石切り場跡の写真2

少し戻って浜金谷方面へ行けば下山できたのですが、少し欲張って日本寺に向かいました。

trip-nokogiriyama_浜金谷駅方面への分岐点の写真

日本寺へ

日本寺に向かう途中に「ラピュタの壁」があります。

映画のラピュタとは何の関係もありません。

ただ、この切り立った壁がラピュタに似ているのかもしれません。

こんな絶壁からどうやって石を切り出していたのでしょうね。

trip-nokogiriyama_ラピュタの壁の写真

そしてこちらが日本寺の北口管理所の入り口です。

trip-nokogiriyama_日本寺北口管理所の写真

入るとすぐに百尺観音が壁に掘ってあります。

trip-nokogiriyama_日本寺百尺観音の写真

日本寺は1300年前に開かれた関東最古のお寺ですが、こちらの百尺観音は昭和41年に掘られたそうです。

そしてこちらは有名な「地獄のぞき」です。

trip-nokogiriyama_地獄のぞきの写真

急な斜面なので迫力のある写真が撮れると人気です。

日本寺はロープ―ウェーで簡単に上がってこられるので、「地獄のぞき」には行列ができていました。

trip-nokogiriyama_地獄のぞきの行列の写真

行列に並ぶ気はなかったのでパスしました。

山頂展望台からの景色は見晴らしが良くて最高です。

trip-nokogiriyama_山頂展望台からの景色

日本寺大仏へ

日本寺の大仏様を見ようと向かいましたが、こんな階段を延々と下っていきます。

これは下から撮った写真です。

trip-nokogiriyama_日本寺の階段の写真

下っていくということは帰りは登らなければいけないという恐怖です。

大仏の近くの駐車場に車を停めて「地獄のぞき」に行こうとしている人たちは悲鳴をあげていました。

こちらが日本寺の大仏様。

trip-nokogiriyama_日本寺の大仏の写真

奈良や鎌倉の大仏よりはるかに大きくて、鎌倉の大仏の2倍ぐらいあるそうです。

原型は1783年に作られたそうです。

正しくは薬師瑠璃光如来といわれ、世界平和の象徴ということです。

左手には薬壺を持っています。

コロナが早くおさまるようにお願いしてきました。

国道に下りてかぢや旅館へ

とてもさっきの階段を登る気になれないので、日本寺の表参道から国道に下りてかぢや旅館に向かうことにしました。

こちらが大黒堂です。

trip-nokogiriyama_大黒堂の写真

薬師本殿です。

様式は鎌倉時代の禅宗様式で、火災で焼けてしまったものが再建されたそうです。

trip-nokogiriyama_薬師本殿の写真

そして源頼朝が再起をかけて植えたと言われている蘇鉄です。

trip-nokogiriyama_源頼朝蘇鉄の写真

そして最後に仁王門から参道にでました。

trip-nokogiriyama_仁王門の写真

今回は予定外のルートでしたが、仁王門までしっかり見ることができて良かったです。

車で日本寺に行ってしまうと、仁王門を通ることはないと思います。

そして、国道を40分ほど歩いて無事にかぢや旅館に帰り着き温泉に入って帰ってきました。

国道は歩道がないところが多いので、このルートはおすすめしません。

まとめ

いかがでしたか?

鋸山登山のついでに日本寺まで行ってしまったので、かなり大変なことになりましたがとても楽しかったです。

鋸山は低山ですが石切り場跡がそのまま残っているので迫力あります。

日本寺まで行かなければ半日で帰ってこられますので、行ってみてはいかがでしょうか。

それでは今日はこの辺で。