こんにちはなでしこです。
50代からの趣味の一つとして都立９庭園めぐりはいかがでしょうか。
先日都立９庭園の1つの「浜離宮恩賜庭園」へ行ってきました。
歴代の徳川将軍が趣向をこらして作った庭を楽しむことができるので紹介しますね。
都立９庭園へ行こう！浜離宮恩賜庭園は徳川将軍家が愛した庭園
都立９庭園とは
都立９庭園とは、国の名勝や史跡にも指定されている９つの東京都の文化財庭園です。
江戸時代のものも多く歴史の息吹を感じながら、自然豊かで美しい四季折々の庭園風景を楽しむことができます。
9つの庭園はこちらです。
・浜離宮恩賜庭園 ・旧芝離宮恩賜庭園 ・小石川後楽園 ・六義園
・旧岩崎邸庭園 ・向島百花園 ・清澄庭園 ・旧古河庭園 ・殿ヶ谷戸庭園
どの庭園も自然豊かで美しく、都内でありながらゆっくりとした時間を過ごすことができます。
詳しくはこちらのページで紹介されています。
⇒ 庭園へ行こう
「浜離宮恩賜庭園と旧芝離宮恩賜庭園」、「六義園と旧古川庭園」は両方の庭園を1度ずつ入園できるお得な園むすびチケットもあります。
歴代の徳川将軍が趣向をこらした浜離宮恩賜庭園
浜離宮恩賜庭園とは
浜離宮恩賜庭園承応3年(1654年)に徳川将軍家の鷹狩場に海を埋め立てて別邸を建てました。
その後、六代将軍家宣が将軍になったのを契機にこの屋敷は将軍家の別邸となり、「浜御殿」と呼ばれるようになりました。
以降、歴代将軍によって何度か造園と改修工事が行われ、十一代将軍家斉の時代にほぼ現在の姿が完成しました。
明治維新ののちは皇室の離宮となり、名称を「浜離宮」と変えました。
関東大震災や戦災によって、御茶屋など数々の建造物や樹木が損傷してしまいましたが、昭和20年に東京都に下げ渡しされ昭和21年から「浜離宮恩賜庭園」として公開されています。
入園料はとてもリーズナブルです。
一般：300円 65歳以上：150円
小学生以下及び都内在住・在学の中学生：無料
電子マネーやクレジットカードでも支払うことができます。
旧芝離宮恩賜庭園にも入園できる園むすびチケットは以下で購入できます。
一般：400円 65歳以上：200円
季節の花を楽しめるお花畑
今回は菜の花の時期の3月上旬に行ってきました。
汐留駅から歩いて5分ほどのとこにある大手門から入ります。
大手門
大手門から入ってすぐに三百年の松があります。
宝永6年（1709年）に6代将軍徳川家宣（いえのぶ）がこの庭園の大改修を行った頃に植えられたと言われていて、都内で最大級の黒松です。
三百年の松
この時期お花畑は一面の菜の花です。
汐留のビル群を抜けたところにある、これだけの規模の菜の花畑は圧巻です。
お花畑
菜の花畑を抜けたとことには旧稲生神社があります。
庭園内に古くから祀られていた稲荷社です。
旧稲生神社
稲生神社のさらに奥には梅園があります。
梅園としてはあまり有名ではありませんが、庭園の中では比較的広い方だと思います。
梅林
菜の花と満開の梅を楽しむことができました。
梅林の梅
海水を引き入れた潮入の池
庭園を海側に抜けると将軍お上がり場があります。
江戸時代に将軍が舟で御成りする際に、このお上がり場が使用されていました。
幕末、鳥羽伏見の戦いに敗れた最後の将軍徳川慶喜が大阪から船で帰還したときに上陸した場所でもあるそうです。
将軍お上がり場
海側には東京湾を望むいくつかの山が築かれています。
歴代将軍もここから海を眺めていたのかもしれませんね。
新樋の口山
こちらの横堀水門は園内で一番大きな水門で、潮の干満を利用して東京湾の海水を「潮入の池」に引き入れたり、出したりしています。
横堀水門
この海手お伝い橋を使って横堀を渡ります。
海手お伝い橋
横堀を渡ると目の前に潮入の池が広がります。
海水を取り入れて潮の干満で水位が上下することにより、庭園の趣に変化が生じるように造られています。
潮入の池
潮入の池の周りには「中島の御茶屋」、「松の御茶屋」、「燕の御茶屋」、「鷹の御茶屋」の４つの御茶屋があります。
歴代の将軍たちは「御茶屋」で賓客と共に景色を楽しみながら食事をしたり、調度品を鑑賞するなどして過ごしたり、鷹狩の際の休憩所としても使用していました。
これらの多くは焼失してしまったのですが、昭和から平成にかけて史資料に基づき忠実に復元されています。
中の島の御茶屋では潮入りの池を眺めながらお抹茶をいただくことができます。
潮入の池と中島の御茶屋
季節の上生菓子とお抹茶セットは850円でした。
中島の御茶屋のお抹茶セット
この景色を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすことができました。
中島の御茶屋からの景色
八景山からは潮入りの池の眺望を眺めることができます。
八景山からの景色
旧芝離宮庭園へは中の門からの方が近いですね。
徒歩で10分程度なので是非行ってみてください。
中の御門
浜離宮恩賜庭園へのアクセス
浜離宮恩賜庭園は汐留駅から便利です。
JR新橋駅からも10分程度で行くことができますので、ご都合の良い駅から行ってみてください。
まとめ
いかがでしたか？
私は50代から歴史に興味を持ち始め、休日には神社や仏閣などを参拝しています。
都立9庭園は歴史を感じながら四季折々の花々を楽しむことができるので是非行ってみください。
浜離宮恩賜庭園は潮入の池、御茶屋、鴨場だけでなく、季節の花々も素敵で気持ちの良い時間を過ごすことができます。
是非一度訪れることをおすすめします。
それでは今日はこのへんで。