50代で株を始めようと思っている人:「老後の資産運用のために株を始めてみようと思うけど、もう遅いかな?今からでも始めた方がいいのかな?」
50代であれば遅くはありません。収入のあるうちに株投資の経験を積んでおきましょう!
この記事を書いている私は、40代後半で老後のお金の大切さに気づき、株の運用を始めました。現在6年の運用歴で、実績は以下の通りです。
300万円程度を投入して以下の実績があります。
- 2015年 20万円
- 2016年 25万円
- 2017年 120万円
- 2018年 50万円
- 2019年 25万円
それほど立派な成績ではありませんが、逆に言うと素人があまり力を入れなくても稼いだ金額です。
毎日真剣に運用するのではなく、ゆるっとお小遣い稼ぐぐらいの運用方法です。
この記事を読めば、これから株式投資を始めるための事前知識がわかります。
50代から株を始めるのでは遅い?
50代から株を始めるのは遅くはありません。
そして、今からでも始めることをおすすめします。
ただし、50代から始めるのであれば、「何億稼ぐ」などのうたい文句には乗らない方が無難です。
若い人であれば損をしてもリカバリーがききますが、50代からの投資はローリスク、ローリターンのゆるっと運用をおススメします。
老後の資産運用として株式投資を入れておくのも一つの選択肢ですが、定年してから退職金を使って株をするのはおすすめしません。
株はリターンもありますが、リスクもあるので50代のうちから株についてしっかり勉強しておくことが大切です。
現役時代であれば収入があるので、損をしてもあまり慌てることはないかもしれません。
しかし定年後で収入がなくなって、虎の子の退職金が減ってしまうとなると、下がっているときに慌てて売ってしまったりと損を膨らませてしまうこともあります。
子どもにかかるお金が少なくなるか、目途が立っているのであれば少しずつ投資を始めて自分のスタイルを作り、定年後に安定して運用していけるようにしましょう。
50代なら株を始めた方が良い3つの理由
私が50代なら株を始めた方がよいと思う理由は3つです。
- 銀行に預けるよりお得
- NISAを使えば税率が0%になる
- 配当金、株主優待でさらにお得
銀行に預けるよりお得
私の実績を見て「なんだそれだけしか儲からないのか」と思われた方も多いと思います。
そして、波があることもわかっていただけたのではないでしょうか。
ただ、平均しても10%/年であれば銀行に預けておくよりも100倍儲かりますよね。
無理な売買をしなければ、数十万円/年ぐらいは普通に稼げると思います。
定年後であればその程度の金額を安定して運用する方法がおススメです。
NISAを使えば税率が0%になる
50代にもなると高い税金を払っているのですから、税金が優遇されるものは全て使うべきだと思っています。
株で利益が出ると、20.315%の税金がとられてしまいます。
10万円儲かったと思っても、20,315円とられてしまうはとても残念です(涙)
しかし、NISA(少額投資非課税制度)を使うと年間120万円までの投資は非課税になるので、これを利用しない理由はありませんよね。
NISAについては別記事で説明していますので参考にしてください。
配当金、株主優待がもらえる
私の上に書いた実績の他に配当金や株主優待もあります。
この配当金だけでも5~6万円/年もらっています。
各銘柄の「配当利回り」というところを見ると、1~3%ぐらいの利回りが多いです。
つまり、配当だけでも銀行に預けるよりずっとお得なのです。
定年後は収入が一気に減るのですから、持っているお金を増やす手段はたくさん持っていた方がいいですよね。
株を始める前に知っておくこと
株式投資の基礎を学ぶ
当たり前のことですが、まずは株式投資の基礎を学びましょう。
株式投資は専門用語が多いので、まずはその言葉に慣れることから始めます。
勉強だけで全て理解することは無理だと思って、慣れるだけで良いです。
ネットでもいろいろな情報がありますが、まずは本を3冊程度読んでみると全体像がわかると思います。
【おススメの本】
この本は株投資のノウハウというよりは「50歳からのでも株を始めよう」という意識付けの本です。
まず目を通しておくと良いと思います。
この本は株投資の基礎がまとめられていてとてもわかりやすいです。
株投資を始めるのであれば手元に置いておくことをおススメします。
こちらは少し実践編ですね。
しっかりと運用するための手法が書いてあります。
自分がどのスタイルで運用するかを決めるためにも、このような手法があることは理解しておくと良いと思います。
使える資金を決める
少し怖い話ですが、投資したお金がなくなっても生活に困らない金額を決めます。
株式投資には余剰資金でと言われていますが、どの程度が余剰資金なのか考えましょう。
家族がいる場合は相談して決めた方が良いでしょう。
数万円であれば自由に使えるでしょうが、株投資でそれなりの利益を得たいのであれば100万円以上の資金を投入することも必要です。
ミニ投資もありますが、それでは利益が少ないので老後のためにある程度の金額を運用できる練習をしておくことが大事ですね。
基礎を勉強したら実践してみる
どんなに勉強してもあまりにも未知の世界なので、実戦してみないとピンとこないと思います。
50代は定年まであまり時間がないので、あまり迷わずに始めてみましょう。
口座を開設する
昔は「証券会社で株を買う」なんてこともありましたが、今はネット証券一択ですね。
おすすめネット証券と口座開設方法はこちらで紹介しているので参考にしてみてください。
スマホにその証券会社のアプリを入れておくと、株価のウォッチもできるし、売買もできるので便利です。
1銘柄を買ってみる
最初は10万円以下のもので十分です。
例えば株価が800円で100株単位のものであれば、80,000円で買えますね。
ただ、安いものだけを探していると株価が上がるかどうかわからないので、安さだけで選ぶのは危険です。
予算を決めて、できる範囲で実践してみましょう。
少し利益が出たら売ってみる
最初はあまり欲を出さずに、少し利益が出たところで売ってみましょう。
利益確定の感覚を味わうことはとても大事です。
数銘柄を買ってみて、マイルールを見つける
投資をするにあたって、マイルールを見つけることが一番大事だと思います。
ルールがないまま、目の前の利益だけど追いかけていると損ばかりしてしまうこともあります。
50代から始めるのであれば、毎日一喜一憂しないでゆっくり待つスタンスの方がいいかもしれません。
でも、これも性格があるので人それぞれですね。
私がたどりついた6つのマイルール
私は気が小さいので、大博打をすることはできません。
損をすることが怖いので、パチンコ、競馬、宝くじ等のギャンブルは一切やりません。
そんな私がたどり着いたマイルールはこの6つです。
- マイナスでは売らない
- 株主優待目当てでは買わない
- 株価が安定しているものを買う
- 様々な指標はあまり気にせず、チャートの形で買う
- 10~20%の上昇で売る
- 日本の株式だけを買う
マイナスでは売らない
損をするのが嫌なので、マイナスになったら売りません。
普通の投資家の方たちは損切りといって、ある程度のところで売ってしまうのでこのような人はあまりいないとは思います(汗)。
売らなければ次の投資ができないからです。
マイナスになった売れなくなったものは、いわゆる「塩漬け」状態になります。
しかし私の場合は運もあると思いますが、待っていれば上がってきたためほとんどのものはプラスで売ることができました。
これ以上の上昇はないだろうと思えば、薄利でも売ってしまいます。
手数料も損したくないので、1,000円程度の利益で売ってしまったものもあります。
株投資を始めた当初から残っているのは1銘柄だけです。
でもこの銘柄は株主優待もあり配当金も高いので、長期で上がってくるのを待っている感じです。(上がらないかもしれませんが。。。)
ちなみに2019年末からの大暴落で含み損がかなりありますが、いつか上がってくるだろうと気長に待っています。
株主優待目当てでは買わない
私が持っている銘柄で株主優待があるものは数社あります。
ギフト券や自社製品などが届くとそれなりに嬉しいですが、使えない株主優待もけっこうあります。
自分の住んでいるところの近くにないお店の優待券や、利用しないサービス、あまり食べないものなどもあるので、もらっても困るものもあります。
私の株投資の目的は「利益をあげる」ことなので、株主優待に目を奪われると利益がでなかったりするので、株主優待目当てでは買わないことにしました。
株価が安定しているものを買う
これもかなり一般的ではない買い方です。
例えば「何かの事件で暴落したものを買っておけば、大儲けできるだろう」ということはしません。
私は大儲けは狙っていないので、株価が安定している銘柄が少しアップした時に売る戦略です。
1,000円の株価だったものが、1,100円になることはそれほど難しいことではないですが、それでも10%の利益です。
ちょっとずつ稼いでいくのが私流です。
様々な指標はあてにせず、チャートの形で買う
これも上と同じですね。
チャートが上がったり下がったりしているものは買いません。
PBR,PER,ROEなど、75日線、足を見るなどいろいろありますが、結局難しいことを考えていると迷いが出るので、チャートの形だけで判断することにしました。
10~20%の上昇で売る
売るタイミングは必ず決めておいた方が良いと思います。
「いつ売ろう、いつ売ろう」と迷っていると、急落したりしますので、私の場合は10%上昇で売るタイミングを考え、最大でも20%までには必ず売ります。
欲を出すと失敗することが多いので、これは気をつけています。
日本の株だけを買う
外国の株も買うことはできますが、その分その国の情勢もウォッチしなければなりません。
日本の情勢を把握するだけでも大変なので、日本の株だけを買うようにしています。
まとめ
いかがでしたか。
今回の記事は素人の私が実際に運用してみて感じたことをまとめたものです。
専門家の方たちの記事や著書には、このようなことを書いている人はいないと思いますので、一人の投資家(とは言えないレベルですが)の例だと思ってください。
1つだけ私がお伝えしたいのは、「マイルールを決める」ことです。
これをしっかり守っていれば、上がっても下がっても動揺しないで対処できると思います。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。