定年後は同じ会社で再雇用で良いのか迷っている人:定年後は再雇用でいいのかな?他の選択肢はあるかな?
私の周りでは同じ会社で再雇用された人が多いですが、定年前に転職した人も何人もいます。
それらの人からヒアリングした内容を含めて再雇用のメリット・デメリットについて説明します。
この記事を読んで、再雇用のメリット・デメリットを知ったうえで最終的な判断をすることができます。
定年後は再雇用で本当に大丈夫?
再雇用のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
再雇用のメリット
・自分で仕事を探さなくても確実に再雇用される
2013年の「高年齢者雇用安定法」の改定により、企業側は希望者全員を再雇用するよう義務付けられましたので、希望すれば自分で仕事を探さなくても再雇用してもらえます。
・慣れている会社で働ける
何十年も働いてきた会社なので安心して働けますね。
再雇用のデメリット
・給与が5~7割と大幅にダウンする
役職などはなくなるので、定年前と同じポジションで仕事ができるわけではありません。
今の制度では65歳までのところが多いので、それ以上働ける保証はありません。
私が再雇用を選びたくない一番の理由は、職場で「いらない人」として扱われることです。
もちろん職場にもよりますが、若い人が活躍している職場では60歳以上の人はお荷物になってしまうことになります。
また、逆に同じような仕事をしているのに給料が半分だったりすることもあります。
再雇用では精神面でのデメリットが大きいと思っています。
定年前に転職するという選択肢も
再雇用に少しでも疑問を感じるのであれば、定年前に転職するという選択肢もあります。
定年前に転職するメリット
・仕事を自分で選ぶことができる
再雇用では与えられた仕事をしかできませんが、転職の場合はある意味自分で仕事を選ぶことができます。
その仕事が気に入れば転職すれば良いだけです。
・65歳以降も働ける場所を選べる
今の会社が65歳以降の雇用に積極的でないのであれば、65歳以降も働けると明言している会社を選ぶことによって雇用を確保することができます。
・給与の額を自分で選ぶことができる
再雇用ではその会社で決まっている金額に従うしかないですが、転職をする場合は提示された金額に納得できれば転職しましょう。
ただし、必ずしも給与が上がるかどうかはわかりません。
・余裕をもって転職活動ができる
定年間際や定年後に転職活動するよりは、余裕をもって転職活動ができます。
転職活動では時間に追われてしまうと辛くなってしまうので、早めに動いた方が良いでしょう。
定年前に転職するデメリット
・給料が下がる可能性がある
転職先にもよりますが、今の給料よりも下がる可能性はあります。
ただ、65歳以降も働けるのであれば全体としてどちらが得か考えてみると良いですね。
定年前の予定が定年後になってもOK
定年前に転職しようと活動していても、定年の時期になってしまうかもしれません。
それでも「想定内」と思っておけば余裕です(笑)
再雇用か転職かを決めるのはいつ?
再雇用にするか、転職するかをすぐに決める必要はありません。
転職活動をしているうちに自分はどちらが向いているのか見えてくると思います。
活動とまではいかなくても転職サイトに登録して、案件を見るだけでも良いですね。
「こんなのだったら、今の会社で再雇用してもらった方がいいな~」と思うかもしれませんしね。
まとめ
いかがでしたか。
60歳以上の人生設計に、定年前に転職するという選択肢も入れておくと良いですね。
「転職ありき」で活動すると心が折れてしまうかもしれませんが、「良い縁があれば」と思って探していると意外に見つかるかもしれません。
縁がなくて再雇用を選んだとしても、「探したけれどなかったから」と思えれば気持ちが違ってくるのではないでしょうか。
何事も行動してみるのが大切ですよ。
それでは今日はこのへんで。